光の閉ざされた階段を上る グルグルと―― まるで迷路に迷い込むかの様に 階段を1段上るごとに、心臓が高鳴る その度に彼女の姿が脳裏に浮かび また俺の心を逸らせる 徐々に淡い銀の光が伸びてきて、頬を照らしだす 出口が近い そして、最後の一段を強く蹴って 光の世界に飛び込んだ