My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ



目の前に広がっていたのは

青空の下に広がる、一面の花畑


小さな色とりどりの花々が、辺り一面に広がって風に吹かれて揺れている



周りに高い建物はなく

ただただ、花畑が広がる世界

そのあまりの美しさに、俺は息を飲んだ




「ここの花だったのか・・・」




足元に咲き乱れる花々の中に

手元にある同じ真っ白な花を見つけて、そう呟く



太陽の光を浴びて、眩しいほど咲き乱れる花々

小さな背丈を揃えて、けなげに揺れている

その美しい花畑の中を、ゆっくりと一人歩く



まるで、どこか夢の国に迷い込んだようだった