ヴェントスに使者を送ってから、もう3日が経った
国王への書簡には、今自分達が置かれている状況
クレムの滅亡
それらを書き留めた
ただ、決してこの国の名だけは書かせてはもらえなかった
地図にも書かれていない
光の国―――アネモス
実際俺も、この地に足を踏み入れるまでは、この国が存在する事自体疑っていた
幻の国だと、そう思っていた
しかし、俺は今その土地で息をしている
目の前に広がる、この光の国の中にいる
そんな中で悟った事
きっと――もうヴェントスには帰れない
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