「ねぇ、舞実…」

「きゃはははははっ♪」

舞実は私を無視して他の
友達と話している。

「きこえなかったかな…」
もう一度、

「舞実ってば♪」

今度は元気良く言ってみ
た。

「だょね―キャハハハ♪」
やはり聞いてはくれない。

(やっぱりわたし何かしたのかな…)

そう思いながら立ってい
ると、舞実から思いがけ
ない言葉が返ってきた。
「邪魔。どけよ」

「え…」