今日は珍しく姉貴が家に帰ってきていた。 「ねぇ、大空!!!!美桜が記憶喪失になったって本当?」 東京にいた姉貴は帰ってきてその事を知ったのだろう。 「本当だよ。オレの事だけ忘れてるんだ。」 自分で言っていて切なくなった。 「そうだったのね、辛いことあったらお姉ちゃんに言いなさいね。」 「おう。わかった。」 姉貴にはいつも助けられてる。 美桜に告白するときだって、アドバイスをくれたりしていた。