「そう言ってくれる人、はじめてだ。」 「なんで?」 「オレの、母はオレを産んで亡くなった。父は母が死んだのはオレのせいだといって、オレの面倒をみてくれなかった。みんな、オレの病気の事なんて、誰も心配しないし誰も応援してくれなかったんだよね。」 海翔くんには、そんな辛い過去があったんだね。 「じゃ、あたしが海翔くんの事心配してあげるよ、応援する!!」 「美桜ちゃん。ありがとう。」 あたしは、ふと時計を見た。 あっ!!学校が終わる時間帯だ!! 大空くんがきちゃう!!