危険な王子にひとめぼれ。



…わああ、完全に忘れてた。


それは先輩も同じだったようで。

「あ、いたんだ」みたいな顔してる。


「ひどいだろ、2人ともー!

なんか2人の世界つくっちゃってさー」


茶髪の先輩はそう言って、

「ねー」って美月に同意を求め、

美月は、うんうんとそれに頷く。


「俺は、瑆の友達の

佐渡 恭一(さど きょういち)。

恭って呼んでねー」

「あっはい、恭、先輩。

私は笹松 藍莉です。藍莉でいいですよ」

「おっけー。よろしく藍莉」


恭先輩って、

橘先輩とは正反対の感じだなー。

明るくて、優しそうだし話しやすそう。


さっきは橘先輩しか見えてなかったから

分かんなかったけど…