危険な王子にひとめぼれ。



なにそれなにそれ。

優しすぎるよ、金ぱつ王子。


こんなことされたら、

ますます好きになっちゃいますよ。


「こんなこと、

もう二度と言わないことだな。じゃ」


と、去ろうとした背中を呼び止める。


「…っま、待って!」

「…あ?」


振り返ってくれた彼の瞳を見て、

あたしは今度こそ、きちんと伝える。


「やっぱりあたし、

あなたにひとめぼれしちゃいました…!」

「…は?」

「あの、名前教えてくれませんかっ?」

「…はあ?あんたバカ?

今さっき俺が言ったこと聞いてた?」