危険な王子にひとめぼれ。



よく分からないまま、反射的に

ぎゅっと目をつぶった、らーー…。


「バーカ」

「痛っ」


何故かおでこがヒリヒリする。

目の前にあるのは、彼の指。


そこで、彼にデコピンされたんだ…と

やっと理解した。


理解したところで、

あたしは急に力が抜け、

へにゃりと地面に座り込んでしまった。


…う、わあああ。

緊張した、心臓破裂するかと思った…!

キス、されるかと思った…!


どくどくどくどく。

驚くほど鼓動が早い。


急に顔が赤くなっていくのが分かる。


どきどきしながら

地面に座り込んでいたら。