危険な王子にひとめぼれ。



どうしようどうしよう。

やばい、めちゃくちゃかっこいい!


かっこよすぎて直視できないのに。

目を逸らすこともできない。


バクバク心臓が破裂しそうなくらい

うるさい。

顔が一瞬で紅潮していくのが分かる。


「…えーと、俺のこと?」


呼び止めたくせに何も喋らないあたしを

怪訝に思ったのか、

彼が確認するように、そう言った。


やばい。ほんとかっこいい。

…声、初めて聞いた。


低いけど、甘くて。

透き通った、よく通る声。