危険な王子にひとめぼれ。



なかなかいい言い回しじゃないですか!


…あー、会いたかったなあ。

何でいなかったんだろう。


「藍莉、何かあったのかよ?」

「…それは聞かないでよ拓斗のバカ」

「バカとは何だよ、バカ!」


バカ、と言ったら当然のように

拓斗からバカが返ってきた。


もう、あたし絶賛傷心中なんだから!


…なんて、拓斗に

八つ当たってもしょうがないよね。


「藍莉ー、ほら元気だしなよ。

放課後、カフェでも行こ?

奢ってあげるからさ」

「みつきぃ…」


何だかんだいって、あたしのこと

心配してくれる美月。