と、いうことで、翌日。

あたしが使ってる駅まで

美月が来てくれた(大分遠回りだけど)。


きちんと朝早く起きて。

待ち合わせも

昨日と同じ、早めの時間にして。


わたくし藍莉は美月とともに、

とてつもなくかっこいい金ぱつ王子に

会う準備万端でございます!


と、そこに昨日と同じ電車が来て、

2人で昨日乗ったのと同じ車両に乗る。


2人で慎重に辺りを見回して

彼こと金ぱつ王子を探す、ものの。


「「…いなくない?」」


そう、あの彼はいなかったのです。

残念なことに。

ちゃんちゃん。