わあ、想像しただけで

どきどきしてきた!


あたしが1人でにやにやしていたのか、

美月はまた呆れた顔して口を開いた。


「まあ、それは

会えてから考えることだよね。

とりあえず、また会えるかどうか

分からないんだし」

「…」


…う。


ひどいよ美月!

もう少し、優しく

フォローしてくれてもいいじゃんー!


まあ、「また会える」ってことが

奇跡みたいなことだって、

分かってるけどね?


名前も通ってる高校も年齢も

なーんにも知らないし。

一度会った(というか一方的に見た)

だけだし。