「別にビキニなんて着なくても俺はお前のこと好きだけど」
私は一瞬とてつもない衝撃に襲われ、フリーズしてしまった。
「・・・あーくん、どうしたの、何か辛いことでもあったの?」
私は冷や汗をたらしながら問題発言をしたヤツを見る。
「は?」
「いや、あーくんどうしたの?」
未だにゲームから目を離さない彼。
私一人が冷や汗をたらし続けていた。
「何が」
「いや、好きって」
やっと彼はゲームから目を離した、そして私の方を凝視する。
「は?」
「え?」
「っ・・・!」
あーくんはいきなり顔を真っ赤にさせ、私をこれでもかというほど睨んできた。
「あい、いいかよく聞け、今のは違う、違うからな、間違えただけだ、別に違うからなほんとに違うからな、全然全くそんな違うからなっ」
あーくんは両手を顔の前でぶんぶん振って違うよアピールを炸裂してくる。

