「お前は?」
「私?私は、そうだね、別に言うほどでもないけど・・・とりあえず胡麻塩と海苔とパンとラーメンとつけめんとイケメンが好きかな」
「お前何言ってんだ」
渾身のギャグをスルーされた私は少々切なくなったが気にしないことにした。
「ねぇ、あーくん」
ペラッとまた1ページ捲る。
「何だよ」
あーくんがやっているゲームからBGMが絶え間なく流れ続けている。
そのBGMからは爆発音しか聞こえない。
「もしもさ、ビキニ着たねーちゃんが私だったらどう?好き?」
「・・・そうだな、お前がビキニ着たらそのぺしゃんこな胸が気になるかもな」
ぺしゃんこ・・・まぁ、あの頃よりは成長したはずなんだけどなぁ。
てか私今悪口言われたよね・・・
「お前は俺がイケメンだったらどうだ?好きか?」
「んー返答に困るなぁ」
「だろ?俺も返答に困った」
だったらぺしゃんこなんて言うなよおい。