今日も今日とて黒髪サラサラの髪がなびいております。
私はその黒髪を羨ましく思った。
「なんだよいきなり」
あーくんは私を一瞥した後、すぐにゲームを再開した。
私も再びマンガを読み進める。
「別に、なんとなく気になっただけ」
私はそっけなく返事をしてマンガに熱中する。
「・・・別に、好きなもんとかねぇけど・・・」
あーくんはゲームから目を離さないまま喋った。
「まぁ、りんごぱいとちょこは好きだ、あとゲームにマンガも好きだ、それにビキニのねーちゃんも好きだし、ナース服も好きだな」
「そ、そう・・・」
私は若干こいつ何言ってんだという感情が溢れ出しそうになるのを堪えつつ、マンガのページを捲った。