ある日、私は風斗くんと皆で鬼ごっこしてた時
「いったーい………」
足を滑らせて思いっきり転んでしまった。
皆、私を見て
“だっさーい”
“何やってんだよー”
など、と言ってからかっている。
私は悲しくて、涙をながしてしまった。
でも、その時__________
「なんで、美緒ちゃんの事助けてあげないの?泣いてるじゃん」
風斗くんだった。
それから、風斗くんは私を保健室へ連れて行ってくれた。
私は泣きながら
「風、斗………くん、ありが、とう」
と言ったら、
「何かあったら僕に言ってね?」
ドキッ
え?何この気持ち………………
その時の私にはまだこの気持ちがなんなのかよく、分からなかった。

