そして、風斗くんがだんだん近づいてくる。 ヤバイ、心の準備が!! 「美緒、くるよくるよーー!?」 そして、風斗くんは愛香の隣に座った。 そう。それは私の、後ろの席。 話しかけてもいいかな? チラッと視線を愛香に向けると、 “頑張れ!!” と、いうポーズをとっていた。 そこで、私は勇気を出して風斗くんに話しかけてみた。 「あ、あよ!風斗くん!!おはよう!」 ヤバイ!!慌てて“あよ”って言っちゃった。 恥ずかしい……… 風斗くんの反応はというと、 「お前、誰?マジ目障り。」