太輔さんが笑顔でうなずくと
結斗さんは

またスマホを耳につけて、
「証明してあげるよ。」
って。

どうやってー!?

「今から待合室に来てよ。」

っ!?

「えっ?待合室って?」
愛梨は混乱してるみたい。

「関係者入口の所に警備員さんが居るでしょ?」

「はい、、、。」

「警備員さんに待合室まで 連れてきてもらってよ。じゃーねー!」

そう言うと結斗さんは電話を切った。

そして、何かを思い出したようにあっ!っと言って口を開いた後
私の方を向いて

「お友達、何て名前?」

って。
あー、愛梨の名前聞くの忘れてたのか(笑)

「愛梨です。」

「愛梨ちゃん?おっけー。」
すると、結斗さんは誰かに電話をかけ始めた。

「あ、山田さんっ??またお願いしたいことが…。もうちょっとで、そこに彩希ちゃんの友達の愛梨ちゃんが行くと思うんだけど、ここまで連れてきてもらえますか??……はい。……はい。……そうです!お願いします!はーい。」

一段落したように、結斗さんは待合室に入っていった。

「どういう事ですか?」