昨日言ったとおり悠斗はお昼休み来なかった
中庭に行くと立花さんは木の下に腰掛けていた
「あ、来たんだ」
なんて言いながら立花さんは本を読んでいた顔をこちらへ向けた
「だって、来いって・・・」
「お兄さんに止められるのかな、って思ってた」
「いや、べつに・・・」
「昼飯なに」
「あ、いや」
「食べないの」
「どっちでもいいかな・・・って」
"あっそ"というと立花さんはおもむろに立ち上がって何処かへ行ってしまった
あれ・・・どこに行くんだろう
悠斗呼びにいくとかじゃないよね
まさかね、
木の下に腰掛けてうとうとしていると立花さんがパンの袋をぶら下げて帰ってきた
「はい、ないんでしょ」
と言ってパンを渡してくれた
「ありがとうございます」
それからは特に何もなく立花さんはただただ本を読んでいるだけ・・・だったのかな・・・
私はと言うと途中で寝てしまったので記憶がない
予鈴が鳴る前
「予鈴、鳴るよ」
と立花さんに起こされた
「あ、すいません・・・」
「別に、」
と、その日は昼休み以来立花さんには会わなかった
