メモリーズ




「ねぇ、」



立花・・・さんに話しかけられた

木の下に腰を掛けてこっちを見ている

私はというと少し距離をおいて立っている



「遊咲はさ、お昼っていつもひとり?
 最近はお兄さんといるみたいだけど」

「まぁ、たぶん」

「じゃさ、お昼一緒に食べようよ」

「・・・え?」



まさかの質問に戸惑ってしまう



「聞こえなかった?お昼、一緒に食べようって」

「あ、いえ、聞こえてましたけど・・・
 何で・・・?」

「何で・・・って、暇だから」

「他の人とか・・・」

「皆群れてるから」



群れてるから・・・と言って立花さんは目を瞑って横になった




なんで、私なんだろうという質問は聞けずに

おもむろに立花さんは立ち上がっていつもどおり"じゃ"というと"また明日"と付け加えて去っていった