メモリーズ






「予鈴、鳴るよ」



と、立花さんに起こされた



「あ、はい」


「行かないの」


「・・・別に・・・」




あっそ、と言うと立花さんは立った腰を下ろしてまた木にもたれかかった



「行かないんですか」


「別に」



「そう、ですか」



それから立花さんは5時間目が終わって私が腰を上げるまでずっと本を読んでいた



「すいませんでした、5時間目サボらせてしまって・・・」


「そう思ってるなら授業出たら?」


「ですよね」




私はそう言ってははと笑った




「じゃ、俺は行くよ」



と、立花さんは帰っていった