いつものように中庭で木の下でボー・・・っとしていると、ふっと意識が遠くなって誰かに呼ばれたような気がしたまま意識が離れていった。
気付いたら保健室のベッドであろう所に横になっていた。
シャッ・・・とカーテンが開いて男の人が出てきた
「あ、気が付いた?いきなり倒れたからびっくりしたよ」
「すいません、ありがとうございました」
たぶん連れてきて・・・くれたんだろうな
「大丈夫?立てる?」
「大丈夫です、」
「中田先生は今日はいないんだって、だから君が起きたら早く出るように、だって」
中田先生というのは保健室の先生だ
結構イケメンらしい
"らしい"とうのは会ったことがないから
「さ、もうすぐお昼休みも終わるよ」
もう、そんな時間なんだ
午後の授業受けなきゃ
「あの、すいませんでした」
「いいよ、別に。ただ通りかかっただけだし」
じゃ、とその人は言うと保健室を出て行った
あ、お昼食べてないなぁ
まぁ、いっか・・・
保健室、出て行かなくちゃいけないのかな・・・
でも、教室行かなきゃ
立ち上がろうとすると、ふらっとめまいがした
やっぱり少し休もう
少し寝てれば治るだろう
もう一度横になって目を閉じた