あの小さい頃に繋いだ 小さい小さい手ではなく 大人へと近付いた弘樹の手があった。 私の手はすっぽりと埋まった でも、その分 弘樹の温もりを感じた。 隣には、昔とは全然違う 成長した弘樹の姿。 また、こうして手を繋いで歩いてる。 私はそれだけでものすごく幸せだった。