厳しい人でした
降り続く雪に押し潰されそうな北国の冬より
潔い人でした
何事においても真の正しさを求めるような
賢い人でした
決して偉ぶるわけでなく知識をひけらかすでもなく人を支えるように
優しい人でした
誰彼ではないけれど何より私には最愛の情をあふれんばかりに注いでくれました
冷たい人でした
前触れもなく煙みたいに素敵な歌が終わるように私の前から消えてしまった
泣いても泣いても泣いても
帰ってきてはくれませんでした
悲しみが途切れた瞬間
陽が射して雨が降り
聞こえてきたのは
愛しい愛しいSouthwave
彼らがいたから
今夜も眠って
また朝を
あなたといつかまた会うその日までくり返す
耳元にはSouthwave
あなたにも聞かせてあげたい
またいつか