でも、私にとってはとても迷惑なことだった。 学校が嫌いとか授業がつまらないからとかではなく、 星琳学園に勤める先生方が嫌いだった。 私の担任になった先生や私に授業を教える先生はみんな私のことを見るとびくびくしてる。 そしてどうしたって私には『理事長の娘』という肩書きが付きまとう。 私はそれがものすごく嫌。 この学園の先生は私のことを『星野 優愛』、生徒の一人として見てくれる人はいない。 そう思ってた。