「終わった…。」


思わず漏れた声に自分でも笑ってしまう。


よしっ、先生の所に持っていくかな。


プリントの束を持って職員室に行くと中にいた先生方が私の方を見てザワザワと騒ぎだした。


理由はわかってる。


私は理事長の娘だから。


その中で一人、冷静に私に近づいてくる男の人がいた。