「マリア様、今日はどちらまで遊びに行かれますか?」


彼女は小柄で可愛い私の下僕。なんでも言うことを聞いてくれる。まぁ、わたしの方が断然美しくて可愛らしい。


私に勝る人なんていない。


「隣町へ行きたい。」

「わかりました。」


買いたい服があるの。
買い物へ行く時はいつも彼女が荷物持ちをしてくれる。え?私が持てって?

いやよ、そんなの。

重いのは嫌い。


自分より小柄な子に持たせるなんて酷い?仕方ないよ。私の方が彼女より勝ってるんだから。


人間の上下関係なんて
結局はこういうこと。