翌日。
いつものように下僕に見送られて学校に行き、
いつものように私を出迎えるマリアファンクラブの男に
テキトーに愛想を振りまいて教室に入った。
にしても昨日のあのひろ君とかいう男。
イラつく。
化学ちゃんとどうなったかしら。
とことん揉めてくれてれば嬉しいのだけれど。
どうせならもう一回会って
ギャフンと言わせてやりたいわね。
なんて考えながら私の席を見ると、
「…え?」
誰か座っている。
私の椅子にその汚いケツをのせるなんて、
いい根性してるじゃない。
移動教室の時に私の席に座る男はみんな座布団を自主的に持参してるのよ?
そのケツ、痔にしてやろうか、とか思いながら、
誰の席かわからせてやろうと後ろから声をかけるために近づく。
あれ?
この人あれじゃない?
一瞬疑いがよぎったが、声が出るほうが早かった。
「あの、そこ、私の席なんだけど……?」
私の椅子に座っている奴が振り返った。
やっぱり、
こいつ、
「やっと来たか。ゴミ女。」
「ひろ君!!!!」
思わず大きな声を出してしまった。
しかも、このマリア様が『ひろ君』なんて叫んだもんだから、
教室にいたみんなが私に注目する。
しまった。
いつものように下僕に見送られて学校に行き、
いつものように私を出迎えるマリアファンクラブの男に
テキトーに愛想を振りまいて教室に入った。
にしても昨日のあのひろ君とかいう男。
イラつく。
化学ちゃんとどうなったかしら。
とことん揉めてくれてれば嬉しいのだけれど。
どうせならもう一回会って
ギャフンと言わせてやりたいわね。
なんて考えながら私の席を見ると、
「…え?」
誰か座っている。
私の椅子にその汚いケツをのせるなんて、
いい根性してるじゃない。
移動教室の時に私の席に座る男はみんな座布団を自主的に持参してるのよ?
そのケツ、痔にしてやろうか、とか思いながら、
誰の席かわからせてやろうと後ろから声をかけるために近づく。
あれ?
この人あれじゃない?
一瞬疑いがよぎったが、声が出るほうが早かった。
「あの、そこ、私の席なんだけど……?」
私の椅子に座っている奴が振り返った。
やっぱり、
こいつ、
「やっと来たか。ゴミ女。」
「ひろ君!!!!」
思わず大きな声を出してしまった。
しかも、このマリア様が『ひろ君』なんて叫んだもんだから、
教室にいたみんなが私に注目する。
しまった。
