「じぃーうぅー…?」

ニコニコと微笑む陽に 私はなす術がないんだ


《はなす!話すから!
その笑い方やめてください!陽さんんん》


半泣きになりながら訴えた


「ふっふっふっ…
私を欺こうなんて… 100年早いんだからね!」


《はぁーい…》



それから色々かいつまんで話した

音楽室で出会って、メアド交換して


あ、流石に泣いてたことは言わないよ?

だって男の子だったらイヤでしょ

女子の前で泣いたなんて



で、送ってもらって今日に至るって


ギター弾いてリハビリしてることとか
まったく大事なとこ話してないけど…


まだ陽には話すときじゃないと思って


悪いとは思ってるけど…

勇気みたいなのが出ないんだ



もーちょっと、待ってて!




で、話を聞いた陽はというと…