「ちょっと音々!
 なんでもっと早く
 起こしてくれないのよ!」




あたしは新田 紗々。





音々というのはあたしの
双子の妹。





「えぇ~!
 わたし、ちゃんと起こしたもん。
 でも、起きなかった紗々ちゃんが
 わるいんでしょお~」





た、確かに...