「そう。 私に見向きしなかった奴が興味ある子なんて 気にならないわけないでしょ?」 怖い。 吉岡さんはあたしに恨みがあったから… だから話し掛けたの? だとしたら何故佐野有にあんな事言ったの? わからない。 早く。早くこの場から消えたい。 心臓が煩い。息が苦しい。 また視界が歪んでいく。 紅梨の顔があたしの頭をちらつく。 どうしてこう、人を傷つけてしまうのだろう。 あたしのせいなのかな。 「そういうことかよ」 聞き覚えのある声…。 嘘、でしょ。