春。 俺達は高校生になった。 3人共それぞれ色んな想いを抱えて。 相変わらず真柚は無表情で。 俺は少し前を向いて歩き始めた。 歪んでしまったのなら、 またたぐり寄せればいい。 俺はいつまでも待ち続けるよ。 真柚が心から笑えるようになるまで。 紅梨との約束。 小さな秘密を心に抱いて。 だから、