鋭い瞳が一瞬光った。 そのまま後頭部に手が回る。 頭は冷静なのに、 考える事を拒絶した。 そのまま重なる唇。 体中に熱が伝わる。 「俺も、好きだよ」 嬉しい筈なのに辛くて仕方ない。 「あたし、好きだから。 遊びなんて嫌。 本当のあなたは何処にいるの?」 その言葉に微かに揺れる瞳。 それだけで十分だよ。