「…ずっと起きてたわけ」 「うん」 「いつから聞いてた?」 「先生いないねー的なとこから」 「嘘じゃないよね」 「うん」 何か俺に聞かれちゃまずい話? 逆に気になっちゃうけど。 気のせいかな何かあんまりこっち見ない。 「ねぇ」 取り敢えず近寄って手首を掴んでみる。 何故だか橘さんは 距離を縮めても全然効果がない。 結構これだけでころっといく女子多いのに。 「何?」 「大丈夫かなって思って」