がばっと起きてカーテンを捲る。 「…あ」 声が重なった。 同時に俺の心が反応する。 こんな、チャンスないだろ。 今度こそ聞いてやる。 嘘つきなあいつの本音。 「何してんの橘さん?」 「そっちこそ、何さぼってんの」 え、俺さぼってるなんて言ったっけ。 まぁどうみたってさぼりだけどさ。