夜もすっかり深く鳴った頃。

自転車で誰かが帰ってきたわ。

まっすぐわたしの方へ来ている……え、わたしに気づいてない感じ?

確かに暗いしわたしの体も暗い色だけど!

気づいて!
ここにわたしいる!


「ん?あぶねっ」



ギリギリで気づいたみたい。

よかったわあ。