アタシのやる気は急上昇した。 男の1人は絶対奏多君だ!! またチャンスがめぐってきたんかも。 「アタシ頑張ります!!今日からですか!?」 「いや、明日からだが…」 アタシの豹変ぶりに 校長も担任も目をまるくした。 ガラガラ 「真由~、明日から一緒に帰れへんかも」 アタシはドアの前にいた真由にニコニコ話しかけた。 「美月ちゃんどないしたん?なんか嬉しいことやったん?」 「ちょっとな~…」 アタシは真由に全部話した。 奏多君に一目惚れして 家に行ったことと 指導のこと。