気づいたら目の前には またあの校長。 今日はいつになく顔が赤く 風船のように腫れ上がっている。 「佐原君、折り入って相談があるんだが…」 校長の隣にいた担任が アタシに話しかけた。 外では真由が待ってくれている。 とっととそのお願いとやらを 聞いてやろう。 「なんですか?」