★恋は曲者ッ★



気づいたら目の前には

またあの校長。

今日はいつになく顔が赤く

風船のように腫れ上がっている。




「佐原君、折り入って相談があるんだが…」



校長の隣にいた担任が

アタシに話しかけた。




外では真由が待ってくれている。


とっととそのお願いとやらを

聞いてやろう。




「なんですか?」