★恋は曲者ッ★




「おじゃましまぁす」



小さな玄関に足を踏み入れた。

入ってすぐ右手には

こぢんまりした台所。

左手にはトイレ。

下を見ると

先のとがったかっこいい革靴。




お父さんのかな?




「奏多君は何人家族?」



「俺?4人やったけど、今は母さんと父さん別々で、姉貴は海外。俺はここで一人暮らし」




「一人暮らし~!?」