「…人には呼ばせといて、自分はまだ“委員長”か?」 思わず抱き着いたあたしを優しく抱き留めて、委員長が言う。 「…え?」 「……呼んでみ?」 周りの人たちが、舞い落ちる雪に目を奪われている間に。 あなただけに聞こえる声で。 まるでクリスマスの魔法みたいに。 「……有星(ユウセイ)、大好き」 もう一度重なった唇は、その魔法が永遠に解けない誓い。 願わくば、来年も、そのまた来年も、 ずっとあなたと。 -Happy Merry Christmas!!!-