「…い、いいんぢょー!!!」 「…何だ」 「泣いていい…?」 「…もう泣いてるだろ」 身を起こした委員長が、あたしの涙まみれの顔を見てフッと笑い、 グイッとその大きくて温かい手で、涙を拭ってくれる。 …その時、顔にスッと何か冷たい感触。 見上げると。 「…雪!?」 「…ホワイトクリスマス、だな」 まるで妖精みたいに、フワフワ、フワフワ、舞い降りてくる。