「…委員長?あたし、だけど」 自分の部屋。 正座して電話する相手は、委員長。 「クリスマスの日、模試終わったら駅前のツリーの所に来て」 「…だから、…」 断る言葉なんて聞きたくなくて。 「待ってるから絶対来て! 来てくれるまで待ってるから!…もし来なかったら…委員長のこと諦めるからっ…」 一方的に捲し立てて、ブチッと力強く電話を切った。