教室に入ると、私の席の辺りで1人の男子を中心にしたひとつの大きな塊ができていた。 その大半が女子だった。 あぁ……邪魔だ……。 せめて別の場所でやって欲しい…。 私はその大きな塊の中心に向かって、大きな声で言った。 「邪魔だから、やるんなら別の場所でやってくれませんか!?」 すると、中心にいた男子が人混みをかき分けるようにこちらに向かってきた。