「何か用?」 「いや…あの……その……」 「何?はっきりしてほしい」 私に話しかけてきたその子があまりにもおどおどしていたもので、ついきつく言ってしまった。 一瞬、ビクッとかたをすくめたように見えた。 「わ、私と友達になってほしいんです!」 私は少し目を丸くした。 それ、今私に言ったの? こんな私と友達になる? ていうか、声大きすぎよ!