髪オッケー。服オッケー。 「バッチリって忘れてた忘れてた」 私は慌ただしく洗面所へと走っていった。 * 「おい、あれ誰だよ?」 「知らねー…。でも可愛い…」 周りで皆、特に男子がざわついていた。 何騒いでるんだろ? 私はキョロキョロと周りを見回しながら教室へ向かっていた。 「おい……」 この声は、柊。