「……何笑ってんだよ……」 「なんでもない。これありがと」 私は蓋を開けて、少しだけ口に含んだ。 それは、少しだけいつもと違うような味がした気がした。 * 「最後にあれ乗ろうぜ」 柊の指した方向にあったのは観覧車だった。 また今度は乙女チックなものに乗るんだな…。 でも、観覧車は私も好きだし。まぁ、いっか。