「……何笑ってんだよ……」

「なんでもない。これありがと」

私は蓋を開けて、少しだけ口に含んだ。
それは、少しだけいつもと違うような味がした気がした。





「最後にあれ乗ろうぜ」

柊の指した方向にあったのは観覧車だった。

また今度は乙女チックなものに乗るんだな…。
でも、観覧車は私も好きだし。まぁ、いっか。