「……し、死ぬかと思った……」

「こんなんで死にはしないよ」


そういう問題じゃないんだけど……。
あぁ……気持ち悪い……。

私はそばにあった椅子に腰掛けた。

「学校1クールな人でも苦手なものってあるんだな」

「笑わないでくれる……ていうかクールだからって関係ない……」

喋るだけで吐き気がする。

あれ……?あいつどこ行った……?
私が下をむいている間に、柊はどこかに消えていた。
きっと、私がめんどくさくなったからほって行ったんだな……。

これでせいせいしたわ……。