「おはよ、高月さん」
「黙って、私の半径3メートル以内に入らないでよ」

私は柊にきつく言ってさっさと行くことにした。だけど、なかなか差は広まらない。

コイツと一緒にいるだけで女子からの視線が痛いっていうのに、隣になって歩いてたら全てがめんどくさくなる。


あぁ。最悪よ。
受験勉強しなきゃいけないっていうのに、よりによってこの時期に人に絡まれるなんて。

今までで一番最悪よ。