私の彼氏は俺様くん!?

私が連れてこさせられた所は、空き教室。

でも、どうして空き教室なんかに?

私は、不安でいっぱいだった。

怒られるかも。

聞いたらいけない事、聞いちゃった?

ま、まずいな…

どうしよう…

すると、

「おい。華怜、」

急に口を開いた。

いつもより、ト-ンの低い声に、ビクッとした。

「は、はい!なんでしょうか!」

もう緊張で、カチカチだよ~…

「俺の元ヤンの事なんだけどな、確かに。俺は元ヤンだった。それも、学校一のな。」

え…!

本当だったんだ…

なんか、悪いこと聞いたな…w

「あとな、俺様系ってのも、本当。ずっと隠してた。」

どうして隠すんだろう。

「ねぇ、どうして隠したりなんかするの?」

「ははっ。俺様系なんて、引かれるだろ。」

「どうして?私は、俺様系な、翔羅も、真面目な翔羅も、好きだよ?」

すると翔羅は、私を真っ直ぐ見つめた。

「好きって、恋系の感情じゃない?」

真面目に聞いてくる翔羅に、びっくりした。

「ん~…多分。それに、あんまり話した事ないし…」

「俺さ、華怜の事好き。」

…………………!!!!

なんだって~!?

今、好きって言った?